ご挨拶

島田制作合同会社の代表、島田昭広と申します。

これまでのライター・リサーチャー・調査研究・制作プロデュース経験を生かし、さらに新たな価値創造の場として、この度、島田制作合同会社を設立いたしました。よろしくお願いいたします。

これまで、さまざまな制作業務に関わってきました。

最初は20代後半でのライター業務、フリーライターとして企業の社内報や広報記事のお手伝いから始め、地方新聞では地域のスポーツやイベントを取材し、写真や原稿執筆を学びました。この仕事と関連することから各種調査のお手伝いもするようになり、仕事に幅が生まれました。そして始めたのが調査研究の仕事でした。

それから約13年にわたり、公共系シンクタンクにて調査研究の仕事をしました。生活に関わる重要な事業を展開するためにどんなことをしていけばよいのか。さまざまな利害関係者の意見をまとめてひとつの方向性を作っていく。またさまざまな調査手法を駆使してファクトに基づくご提案をする。こうした「発見」と「創造」の仕事に夢中になりました。

そして、ライター時代からずっと一貫していたのが、私が歩んできたのが「地域」に根差したフィールドだったことです。

地域にはさまざまな魅力があります。地域スポーツの取材では、野球やサッカーの試合に子どもたちの熱い視線と未来への夢を感じました。観光マップやガイドブックづくりの仕事では、地域に眠るさまざまな価値を発掘し、それを地図や本の形で表現する楽しさを覚えました。インフラ事業のコンサルティング業務では、地域の課題や可能性を調査し、地域づくりや新たな産業開発の可能性に胸を躍らせました。地域の商店や中小企業の皆さんとお話するときには、彼らが持つ夢や潜在力、そして人の生きる力と可能性を常に感じさせられてきました。

私は、こうした「地域の魅力」をさらに広げる、それを私が経験してきた制作や調査の仕事を通して提言し、実現することに挑戦していきたいと考えています。

また、その魅力を持続可能なものにしていくのは、生活する皆さんであるのはもちろんのこと、地域で生産活動を行う生産者、商店や中小企業を経営する皆さんだと思います。これまで「地域」に関わってきた経験から、そこに地域を元気にする大きな可能性やヒントが眠っていると思うからです。また、事業者の皆さんに活力が生まれれば、自然とそこに人が集まり、仕事も増え、新しい価値循環が生まれます。この地域の魅力を拡大させる活動に取り組んでみたいと思っています。

それを可能にするのがデジタルの力です。私がライターをしていた20代の頃は、ワープロとフィルム写真での記事制作をする時代でした。それがいまやデジタル技術の進化で制作分野も大きく変化しています。このデジタル革命は時間と距離を飛び越えて、市場とニーズを大きく変えようとしています。企業はそれにともない、企業価値の見直しと事業再構築への課題に直面するでしょう。こうした、さまざまな変化に直面し、かつそのスピードが速いこの時代に、私たちはデジタル技術を活用しながらどんな未来を描いていけばよいでしょうか。

それを、地域の皆さんとともに作っていきたい。それが、私がこの会社を通して挑戦していきたいことです。

一つひとつの課題を丁寧に、細かく、そして新しい価値の創造へ。企画から各種調査の実査と分析、ファクトと未来への視点に基づく制作業務に、ワンストップで対応できる制作事務所を目指して、挑戦し続けます。